
こんにちは。わんにゃんらいふを運営しているヒロです。
コーギーの性格や飼いやすさを調べていると、コーギーの性格が悪いとかコーギーの性格がきついといった言葉や、コーギーは飼いやすいのかどうか、コーギーの飼い方は初心者でも本当に大丈夫なのか、コーギーと子供の相性は安全なのか、コーギーが噛む・コーギーの無駄吠え・コーギーの抜け毛といった悩みがずらっと出てきて、不安になってしまいますよね。
さらに、コーギーの飼いやすい犬種ランキングの数字を見て「やめておいたほうがいいのかな…」と迷ったり、共働き家庭でコーギーの共働きによる飼い方が現実的かどうか悩んでいる方も多いと思います。私のところにも、初めて犬を迎える予定のあなたのような方から、同じような相談が本当にたくさん届きます。
この記事では、そういったモヤモヤを一つずつほどきながら、コーギーの本当の性格と飼いやすさ、そして運動能力が高い犬だからこそ大事になる「メリハリをつけた運動のさせ方」まで、できるだけわかりやすくお話していきます。読み終わるころには、あなたのご家庭とコーギーが相性ぴったりかどうか、自信を持って判断できるようになるはずです。
- コーギーの本当の性格と「性格が悪い」と言われてしまう正体
- コーギーが飼いやすいと言われる点と注意点
- 子供がいる家庭や共働き家庭でのコーギーとの暮らし方
- コーギーに必要なメリハリのある運動としつけのコツ
コーギーの性格や飼いやすさの理解

まずは、コーギーの性格や飼いやすさを全体像から整理していきます。ネットで見かけるネガティブな評判の背景を知りつつ、「運動量」と「しつけ」をどう考えればいいのかを押さえておくと、失敗しづらいスタートが切れます。ここをおさえておくと、ブリーダーやペットショップで実際のコーギーと対面したときに、「この子と暮らしたいかどうか」を落ち着いて判断しやすくなりますよ。
コーギーは、陽気で明るい一方、警戒心や独立心も持ち合わせた奥の深い犬種です。見た目の可愛さだけで決めてしまうと、「思ったよりパワフルだった」「抜け毛が想像以上だった」とギャップに驚くこともありますが、あらかじめ性格や行動の傾向を知っていれば、多くの困りごとは事前に予防できます。
コーギーの性格が悪いと誤解されてしまう背景

コーギーを調べると、真っ先に目に入るのが「コーギーの性格が悪い」「気が強くて扱いづらい」といった言葉かもしれません。ここだけ切り取って見ると不安になりますよね。ただ、実際にコーギーと暮らしている飼い主さんと話していると、「性格が悪い」というより、賢くてパワフルだからこそ、人側が戸惑ってしまう場面が多いというほうが近いと感じます。
コーギーはもともと牛や羊を追う牧羊犬として活躍してきた犬種です。牛の足元に回り込み、噛みつくふりをして動かしたり、群れの周りを走り回ってまとめたりと、かなりタフな仕事をしてきました。そのため、
- 判断力が高くて行動が素早い
- 勇敢で物怖じしない
- 自分で状況を見て動こうとする自主性が強い
といった特徴が今も色濃く残っています。この「自分でサッと動ける賢さと積極性」が、しつけが追いつかないときに、噛む・吠える・引っ張るといった行動として出てしまい、「言うことを聞かない」「性格が悪い」と感じられやすいんですね。
誤解されやすい行動の具体例
例えば、玄関のチャイムが鳴ると全力で吠える、散歩中に他の犬を見ると興奮して引っ張る、家族が動くたびに後ろからついて回る、こうした行動はどれも牧羊犬として「状況をいち早く察知して対応する」能力がベースになっています。本人は真剣に「家族を守らなきゃ」「群れ(家族)を動かさなきゃ」と思っているイメージに近いです。
また、コーギーは人とのコミュニケーション能力が高く、空気を読むのも得意です。その一方で、「ここまでなら大丈夫そうだな」と飼い主を試すような行動も取りやすく、甘やかされ続けると、わがままさが前面に出てしまうことがあります。ここが「気が強い」「扱いづらい」と言われるポイントになりがちです。
コーギーの「性格が悪い」という評判の多くは、性格そのものというよりも、運動不足とルール不足が積み重なった結果と考えたほうがしっくりきます。きちんと運動させて、家族みんなでルールを統一してあげるだけで、性格の印象はガラッと変わることが多いですよ。
もう一つ大事なのは、「子犬期〜思春期(生後半年〜1歳半くらい)」の過ごし方です。この時期はどの犬種でも反抗期のような時期で、コーギーのような賢い犬だと、余計に自己主張が強く見えることがあります。ここで「やっぱり性格が悪い」と決めつけてしまうと、お互いにギクシャクしてしまうので、「今は思春期で、試されているんだな」くらいのスタンスで向き合うと気持ちが楽になります。
不満解消するため運動習慣づけ

コーギーは運動能力が高く、体も頭もフル回転させたいタイプの犬です。ここを満たしてあげられるかどうかで、暮らしやすさが本当に大きく変わります。性格が悪いと感じさせる行動の多くは、運動不足と退屈から来ていることが本当に多いです。「悪い子」なのではなく、「ヒマすぎて自分で刺激を作っている」状態だと思ってあげるとイメージしやすいかもしれません。
具体的な運動量の目安
個体差はありますが、成犬のコーギーであれば、一般的には以下のような運動量を目安にしてみてください。
| タイミング | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 朝 | ゆったりめの散歩+途中でおすわりやアイコンタクト練習 | 20〜30分 |
| 夕方〜夜 | 少し早歩きや小走りを入れた散歩+軽いボール遊び | 30分前後 |
| 室内 | 引っ張りっこ・ノーズワーク・知育おもちゃでの遊び | 1日合計15〜20分 |
もちろん、これらはあくまで一般的な目安です。年齢や体格、持病の有無などによって適切な運動量は変わるので、獣医師と相談しながら無理のない範囲を探していきましょう。
メリハリのある運動メニューの組み立て方
私が飼い主さんにいつもおすすめしているのは、次のような「メリハリのある運動メニュー」です。
- 朝と夜にそれぞれ20〜30分前後の散歩(早歩きや小走りも少し入れる)
- 週に数回はボール遊びや追いかけっこなど、しっかり走れる時間を作る
- 散歩の途中で「おすわり」「まて」「ついて」などのトレーニングを組み込む
- おやつを隠したコングや知育おもちゃで、頭を使う遊びをさせる
ポイントは、ダラダラ長く運動させるより、短時間でも「集中して動く時間」と「しっかり休む時間」を分けることです。これは関節の負担を減らしつつ、ストレス発散にもつながりますし、「今は遊ぶ時間」「今は落ち着く時間」というメリハリを覚えてもらうトレーニングにもなります。
こうしたメリハリのある運動習慣を続けると、噛む・無駄吠え・イタズラといった行動が目に見えて落ち着いてくるケースが多いです。コーギーは「やることがない状態」が一番苦手なので、運動と遊びをうまく生活リズムに組み込んであげましょう。特に共働き家庭では、出勤前と帰宅後の短時間でも質の高い運動をすることを意識すると、留守番中のイタズラも減っていきますよ。
雨の日や猛暑日など、外に出づらいときは、廊下を使った「おいでゲーム」や、部屋のあちこちにフードを隠して探してもらうノーズワークもおすすめです。体力だけでなく頭も使って疲れてくれるので、「今日は外で全然走れなかった…」という日でも、上手に工夫すればストレスを溜めずに済みます。
飼いやすい犬種ランキング比較

「飼いやすい犬種ランキング」を見て、コーギーが上位にいないのを見て驚く方も多いです。ランキングで重視されるのは、
- 無駄吠えの少なさ
- 抜け毛や体臭の少なさ
- 体格や力の強さ(扱いやすさ)
- 初心者でも扱いやすい落ち着き
などが中心です。コーギーは、抜け毛が多い・運動量が多い・警戒吠えが出やすいといった理由から、どうしても評価が割れやすい犬種です。ランキングでは、トイプードルやフレンチブルドッグ、マルチーズなど、比較的おとなしくて抜け毛が少ない犬種が上位に来ることが多いですね。
ただし、ランキングはあくまで「平均的な傾向」であって、あなたの生活スタイルと相性が合うかどうかとは別問題です。例えば、
- 毎日きちんと散歩に行くつもりだし、体を動かすのが好き
- 多少の抜け毛は掃除機やコロコロで対応する覚悟がある
- しつけやトレーニングの時間も楽しめそう
という家庭であれば、コーギーはランキングの数字以上に「暮らして楽しい犬種」になります。一方で、
- 忙しくて散歩の時間は1日10分くらいにしたい
- 抜け毛の掃除はできるだけ少なくしたい
という場合には、ランキング上位の小型犬のほうが幸せに暮らせるかもしれません。どちらが良い悪いではなく、「家族のライフスタイルと犬の特性が合っているか」が何より大事です。
ちなみに、ランキングはメディアやアンケートごとに基準や対象がバラバラなので、「どのサイトでも1位だから絶対に飼いやすい」「下位だからダメ」という見方はおすすめしません。複数の情報を見比べつつ、自分の生活に置き換えて考えるのがコツですよ。
また、費用や健康リスクなども犬種によって異なります。ここで触れる内容はあくまで一般的な目安として捉えてください。正確な情報は公式サイトや動物病院での説明をご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
飼いやすい犬種ランキングと運動

コーギーが飼いやすい犬種ランキングで評価が分かれる一番の理由は、やはり運動量の多さです。ランキングは「お手入れがラク」「散歩が少なくて済む」といった「手間の少なさ」を重視しがちですが、コーギーの場合はその逆で、手間はかかるけれど、そのぶん一緒に楽しめることも多い犬なんですね。
平日と休日で運動の質を変える
忙しいご家庭でコーギーと暮らすときは、「毎日同じ長時間の散歩をしなきゃ」と考えるより、平日と休日で運動の質を変えるほうが現実的で続けやすいです。例えば、
- 平日:朝と夜の散歩はコンパクトに、その代わり途中でトレーニングを挟んで頭も使ってもらう
- 休日:ゆっくり長めの散歩やドッグランでしっかり走ってもらう
といったイメージです。コーギーは「ルーティン」が好きな犬種なので、曜日ごとのパターンをある程度決めておくと、本人も生活の流れを理解しやすくなります。
散歩=ただ歩くだけになっていないか確認
意外と盲点なのが、「毎日散歩には行っているのに、なぜか家で大暴れする」というパターンです。よくよく話を聞いてみると、
- 匂いを嗅がせる時間がほとんどない
- ずっと同じコースを同じペースで歩いているだけ
- 飼い主がスマホを見ながら歩いていて、アイコンタクトが少ない
といったケースが多いです。これだと、コーギーからすると「ただ移動しているだけ」で、十分な満足感を得られていないことがあります。
散歩中にアイコンタクト・おすわり・待て・ついてといった基本トレーニングを混ぜるだけでも、運動の質は一気にアップします。体力だけでなく頭も使ってもらうことが、コーギーにとってはすごく大事なんですよ。
ランキングだけを見ると「運動量が多いから大変」とマイナスに感じるかもしれませんが、「毎日の運動を一緒に楽しめるかどうか」という視点で見てみると、コーギーはとても魅力的な相棒になってくれます。
子供との相性と遊び方の工夫

コーギーと子供の相性については、「明るくてよく遊んでくれるから相性が良い」という声もあれば、「興奮しやすくて心配」という声もあります。どちらも一面として正しくて、ポイントは遊び方と大人のサポートです。ここを整えてあげるだけで、印象はかなり変わります。
牧羊犬ならではの本能を理解する
コーギーは牧羊犬の本能から、走っているものを追いかけたり、足元を軽く噛んで動きをコントロールしようとすることがあります。これが子供に向かうと、
- 走る子供を追いかけて足にじゃれつく
- 興奮して飛びついてしまう
といった行動に見えることがあります。ここで大事なのは、「コーギーが悪い子だから」ではなく、本能がそのまま出ているだけと理解することです。そのうえで、安全に付き合うためのルールを作ってあげればOKです。
年齢別・子供との関わり方の目安
- 未就学児:基本は必ず大人がそばに付き添い、激しい追いかけっこは控える
- 小学校低学年:簡単なおすわりやごほうびをあげる役を任せて、「お世話する楽しさ」を教える
- 小学校高学年〜:一緒に散歩へ行き、リードの持ち方や指示の出し方を少しずつ覚えてもらう
こんなふうに、子供の年齢に合わせて役割を変えていくと、コーギーも子供もストレスなく距離感をつかみやすくなります。
安全に楽しく遊ぶためには、
- 最初のうちは必ず大人が一緒に遊ぶ
- 「走る遊び」はリードを付けた屋外や安全な場所に限定する
- 子供にも「追いかけ回さない」「しっぽや耳を引っ張らない」などの約束を教える
- コーギーが興奮してきたら、いったん別室で休憩させる
といった工夫が欠かせません。こうしたルールを整えてあげると、コーギーは子供に対してとても優しく、一緒に遊ぶ頼もしいパートナーになってくれます。
子供がいる家庭での具体的な夜鳴きや要求吠えへの対策は、子犬の夜泣きを放置したらダメ!!原因と対策を解説でも詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
コーギーの性格から見る飼いやすさの注意点

ここからは、コーギーの性格と飼いやすさを具体的に高めるための「実践的なコツ」をまとめていきます。子供との相性を良くするしつけのポイントや、生活環境の整え方、運動のアイデアなど、実際の生活をイメージしながら読んでみてください。「うちの環境でも大丈夫かな?」と一つひとつ照らし合わせながら読み進めてもらえると、より現実的なイメージがわいてくると思います。
子供との相性を高めるしつけ
コーギーと子供が仲良く暮らすためには、犬側のしつけと同じくらい子供側への教え方も大切です。どちらか一方だけを注意しても、なかなかバランスが取れません。「犬はおもちゃじゃない」「子供は我慢するだけの存在ではない」という両方の視点を大人が持つことが、良い関係づくりの土台になります。
コーギー側に教えたい基本ルール
- 「ちょうだい」「はなせ」でおもちゃや物を離せるようにする
- 「おすわり」「まて」で興奮を一度リセットできるようにする
- 人に飛びついたら遊びを中断する(飛びつきは楽しくないと覚えさせる)
- 子供の近くでは「ゆっくり歩く」「ジャンプしない」を意識づける
これらは一気に教えようとせず、日々の生活の中でコツコツ積み重ねることが大切です。特に「おすわり」「まて」は、興奮しやすいコーギーにとって、気持ちを落ち着けるための大事なスイッチになります。
子供側に伝えておきたいポイント
- ご飯中・寝ているとき・トイレ中はさわらない
- しっぽや耳、足を引っ張らない
- 追いかけ回したり、わざと驚かせたりしない
- 嫌がっているサイン(唸り、耳を伏せるなど)が出たら、すぐに距離を取る
こうしたルールを絵やチェックリストにまとめて冷蔵庫に貼っておくと、子供も視覚的に理解しやすくなります。小さな子には、「わんちゃんはやさしくナデナデだけね」「眠っているときはそっとしておこうね」など、短い言葉で繰り返し伝えていきましょう。
このあたりを大人が間に入って整えてあげると、コーギーも子供も安心してお互いを信頼できるようになります。「どちらかが我慢し続ける関係」にしないことが一番のポイントですよ。
性格が悪い対策と生活環境調整

コーギーの性格が悪いと感じてしまう行動は、生活環境を少し整えるだけでかなり改善することがあります。特に見直したいのは、
- 留守番時間の長さと過ごし方
- 噛んで良いもの・ダメなものの線引き
- 吠えたときの飼い主のリアクション
- 寝床や落ち着ける場所の有無
例えば留守番が多い家庭では、安全に噛めるおもちゃや知育トイを用意してあげるだけでも、ストレスの溜まり方が変わります。何もすることがない時間が長いと、「壁や家具をかじる」「吠え続ける」といった行動に出やすくなってしまいます。
吠えやすい環境を減らす工夫
インターホンの音や、外を通る人・車に反応して吠えやすいコーギーは、
- 玄関や窓の外が見えすぎないようにカーテンやフィルムで視界を調整する
- インターホンの音に慣らすトレーニングを行う
- 静かにできたときにだけごほうびを与える
といった工夫が有効です。逆に、「吠えたからなでて落ち着かせる」「吠えた直後におやつをあげて黙らせる」といった対応を続けると、「吠えれば構ってもらえる」と学習してしまうので注意しましょう。
無駄吠えや噛み癖、破壊行動がひどいときは、ストレスや体調不良が隠れている場合もあります。ここで紹介しているのはあくまで一般的な対策です。症状が続く場合や気になる点がある場合は、正確な情報は公式サイトやかかりつけの動物病院をご確認いただき、最終的な判断は獣医師やプロのドッグトレーナーにご相談ください。また、犬の適正な飼養に関する基本的な考え方は、環境省のガイドも参考になります(出典:環境省「飼い主の方やこれからペットを飼う方へ」)。
無駄吠え対策の具体的なグッズや活用方法については、無駄吠えのしつけプラスの口コミ徹底検証で詳しく紹介しているので、必要に応じてチェックしてみてください。
飼いやすい犬種ランキング再考
改めて、コーギー飼いやすい犬種ランキングをどう見るべきかを整理しておきます。私のおすすめは、ランキングの数字そのものではなく、評価項目だけをチェックして、自分の優先順位と照らし合わせるという見方です。「上位だから無条件に良い」「下位だからやめたほうがいい」ではなく、「うちにとって大事なポイントはどこか」をはっきりさせることが大切です。
チェックしておきたい評価軸
- 運動量(毎日の散歩時間や遊び時間をどこまで確保できるか)
- 抜け毛・お手入れ(掃除やブラッシングの手間をどれくらい許容できるか)
- しつけのしやすさ(トレーニングを楽しめるかどうか)
- 体格・力の強さ(子供や高齢者がいる家庭かどうか)
例えば、
- 抜け毛が多くてもこまめに掃除するのは平気
- 毎日1時間前後の散歩時間は確保できる
- 多少の吠えはトレーニングで付き合う覚悟がある
というタイプのあなたなら、ランキングの評価が多少低くても、コーギーは十分「飼いやすい」犬種になります。一方で、
- 掃除の手間は極力増やしたくない
- 散歩にあまり時間をかけられない
という場合は、コーギーよりも、抜け毛や運動量が少ない犬種を選ぶほうが、お互いにとって幸せかもしれません。
大事なのは、ランキングで上か下かではなく、「あなたの生活に合うかどうか」です。コーギーは、運動とコミュニケーションを楽しめる家庭にとっては、非常に魅力的で飼いやすいパートナーになってくれます。逆に、今の生活パターンからどう頑張っても運動時間がひねり出せない…という場合は、無理をして迎えないという選択も、立派な「動物を大切にする決断」です。
なお、医療費やトリミング代などのコストは、地域や通う病院・サロンによってもかなり差があります。ここでの話はあくまで一般的なイメージとして受け取ってもらい、具体的な費用についてはお近くの動物病院やトリミングサロンで事前に確認しておくと安心です。
活発さと子供との相性運動法

コーギーの活発さをうまく活かせると、子供との相性はかなり良くなります。逆に、活発さを持て余してしまうと、飛びつきや追いかけっこがエスカレートしてしまい、「危ないから近づけたくない」と感じてしまうこともあります。ここでは、私が特におすすめしている運動法をいくつか紹介します。
家族みんなでできる運動アイデア
- リビングや庭での「ボール投げリレー」(大人が投げて、子供が拾い役になるなど役割分担する)
- 廊下を使った「おすわり〜おいで」の呼び戻しゲーム(来たらごほうびと褒め言葉)
- ペットボトルやクッションを並べた簡単なアジリティごっこ
- 部屋のあちこちにフードを隠して一緒に探すノーズワーク
どの遊びでも、スタートと終わりをはっきり決めることがポイントです。「はい、おしまい」と声をかけたら遊びを切り上げて、静かに過ごす時間に切り替える。これを繰り返すことで、コーギーは「遊ぶときは思い切り!終わったら落ち着く!」というメリハリを覚えていきます。
また、子供にとっても、「自分が指示を出す側」になる体験は大きな学びになります。最初はうまくいかなくても、「わんちゃん、ちゃんと聞いてくれたね」「今の言い方よかったよ」などと大人がサポートしてあげると、子供の自己肯定感も育ちます。
屋内遊びのときは、滑りやすいフローリングで関節を痛めないように、ラグやマットを敷くなどの配慮をしてあげると安心です。抜け毛対策には、衣類への毛が付きにくくなる洗濯の工夫も役立つので、ペット用の毛がつきにくくなるおしゃれ着洗剤はに売ってる?も参考になると思います。
コーギーの性格から見る飼いやすさと子供との相性総括
最後に、コーギーの性格から見る飼いやすさと子供との相性をまとめておきます。コーギーは、明るくて遊び好き、家族が大好きな犬種です。一方で、牧羊犬としての本能から、運動量が多く、自主性が強いという一面も持っています。この二つの顔をどうバランスよく引き出すかで、「最高の家族」になるか「ちょっと大変な同居人」になるかが大きく変わってきます。
コーギーの性格や飼いやすさをプラスに活かすカギは、
- メリハリのある散歩や遊びで、しっかり運動させること
- ルールをはっきり決めて、一貫したしつけを続けること
- 子供と犬の両方に「安全な関わり方」を教えてあげること
- 抜け毛や吠えなど、コーギーならではの特徴を事前に理解しておくこと
です。これさえ押さえれば、コーギーの性格や飼いやすさは、あなたにとって大きなプラスに働いてくれます。特に、運動能力が高いコーギーだからこそ、「たくさん動かす」だけでなく、「集中して動く時間」と「ゆっくり休む時間」のメリハリをつけることがとても大切です。そこさえ意識してあげれば、コーギーは家族を笑顔にしてくれる、頼もしいパートナーになってくれます。
費用面や健康面、しつけの進め方は個体差も大きく、ここでお伝えした内容はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトやかかりつけの動物病院・トレーナーの案内も合わせて確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。あなたとコーギーが、お互いにとって心地よい最高の関係を築けることを、心から願っています。

